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家づくりコラム~家づくり、暮らしのお役立ち情報~ Column

今高まっている『平屋』人気。魅力やメリットとデメリットを徹底解説! 2023年 08月 30日

ここ数年、平屋に住み始める人が増えているのをご存じですか?

実は、去年一年間に建てられた平屋住宅の建築総数は、約5.7万軒と、2012年からの10年間で約1.8倍に増えているんです。(国土交通省 建築着工統計調査報告調べ)

今回は、なぜ平屋が注目されているのか、そして2階建てとの違いや、それぞれのメリットやデメリットを検証してみました!

 

【次に住むなら「平屋」?!興味深いアンケート結果】

日本トレンドリサーチが住宅会社と共同で2023年4月に実施したアンケート調査によると、現在一戸建てに住んでいる全国の男女992人の半数以上の人が「平屋に住みたい」と回答していたことが分かりました。

理由は、「移動や掃除が楽」「家族団らんがしやすい」「老後も安心」などの理由が目立ったそうです。では、平屋と二階建ての具体的な違いについて見ていきましょう。

 

【平屋と二階建てとの大きな違いは?】

平屋と二階建ての違いというと、「一階建てか二階建てか」以外にも、土地の広さや間取りの考え方など、さまざまな違いがあります。

1.土地の広さ

土地の広さによって、建てられるお家のタイプが変わります。二階建て、三階建てなら限られた面積でも建てられますが、平屋だとある程度の敷地面積が必要となります。

2.予算

建てる際の費用が異なります。設備や内装、依頼する建築会社によって金額が変わるのはもちろんですが、基本的に平屋のほうが土地の広さが必要なため、土地購入からの場合だと、同じ面積なら平屋のほうが費用がかかるケースが多いです。ですが、オーダー内容によっては二階建てと同じ、もしくは平屋のほうが安くなる場合もあります。

3.間取り・動線の違い

平屋と二階建てでは、間取りや動線に大きな違いがあります。 階段の有無はもちろん、土地の広さに対して確保できる部屋数も変わってきますよね。家族が過ごす共有スペースの位置や個室の場所によって、家族の距離感が変わってきます。

【平屋と二階建てのメリット・デメリット比較】

では具体的に、それぞれのメリット・デメリットを見ていきましょう。

〈平屋のメリット〉

・階段がないため移動が楽になる

・階段がないのでデッドスペースがなくなる

・掃除、メンテナンスが

・地震や台風による被害が少なくなる可能性

 
〈平屋のデメリット〉

日当たりが隣地に左右されやすい

・建築にある程度の敷地面積が必要

・洪水など浸水被害の影響を受ける

断熱性能が低いと、夏は暑く冬は寒くなりやすい

〈二階建てのメリット〉

部屋数を確保しやすい

・リビングなどの共有スペースとプライベートスペースを分けやすい

土地が狭くても家を建てることができる

〈二階建てのデメリット〉

・高齢になったとき階段が負担になったり、無駄な部屋が生まれたりする

・家族のコミュニケーションが取りづらいこともある

光熱費メンテナンス費がかかりやすい

 

それぞれメリット・デメリットがありますが、ご家族の状況や環境によって、どちらがいいと一概には言えません。ポイントを押さえつつ、自分たちに合った家はどのような家なのかを考えておくことが大切ですね。

では次に、よりイメージが湧くように暮らしにおけるポイントごとに比較してみましょう。

■安全性・プライバシーなどの暮らしやすさ

平屋には階段がないため、転落やつまずきを防ぎやすいので、高齢者や小さいお子さまのいる家族は安心です。一方で、環境によっては、塀をつくったり窓の位置を考慮したりなど、ご近所や通行人からのプライバシー確保が必要になります。

また、来客が多いご家庭なら、来客時に案内する部屋をどうするかや、家族のプライバシースペースとどう分けるかも考えておくことが大事ですね。その点、二階建ての場合、上階は視線やプライバシーを守りやすいメリットがあります。

■採光や通風などの快適性

二階建ての場合は、吹抜けを設けて日差しを一階に届ける、窓の位置でお家全体の風通しをよくするなど、設計で工夫が大事になります。平屋では、窓の位置や形はもちろん、お庭との関係で変わってきます。

■家事や生活の便利さ

階段のない平屋は、上下移動をするなどの負担がない分、生活に楽な動線がつくりやすくなります。二階建ての場合は、水まわりの位置が重要です。リビングが一階か二階かによって、買い物した荷物の搬入やゴミ出しなど生活動線が大きく変わります。洗濯機の位置も、干す場所とセットで考えることが大切です。

■入居後にかかるお金

家を購入すると、固定資産税と都市計画税が発生します。両方とも土地と建物それぞれに発生しますが、税金は二階建てよりも平屋のほうが高くなるケースが多いようです。

その理由は、①同じ立地条件で、同じ延床面積のお家を建てるのであれば、平屋の方が広い土地が必要になるので2階建てよりも固定資産税の負担額が大きくなるからです。

もうひとつの理由は、建てるのに必要な材料の分量です。同じ広さで建てる場合、2階建てよりも平屋の方が屋根や壁の面積が広くなることで、お家が高く評価されることで、税金の額が高くなるケースがあります。

例えば、交野市の固定資産税の税率は1.4%です。「新築住宅に対する固定資産税の減額」を1/2として、仮に建物の評価額が400万円ほど異なると、年間2万8000円、平屋の方が高い税額になります。

「じゃあ平屋は損なの?」と思われる方がいるかもしれませんが、住宅ごとに評価額が異なるため、具体的な数値を算出するのは難しいです。ただ、木造住宅とコンクリート造の住宅を比較すると、木造住宅の方が固定資産評価額は低くなり、お家をシンプルな構造にすると、固定資産評価額を抑えられる傾向もあります。 税金のこともふまえたお家のプランを検討すれば、後で「こんなはずじゃ」ということもないので安心ですね。

一方、外装や設備のメンテナンスは、二階建てのほうが費用はかかる傾向があります。足場も多くなることと、外壁面積は二階建てのほうが広くなるのが理由です。

屋根に関しては、平屋のほうが面積は広くなりますが、メンテナンス頻度は外壁に比べると屋根が少ないのが一般的です。二階建てでは、お手洗いや洗面室を上下階に設けた場合、その分メンテナンスも増える意味で、費用がかかる可能性が高くなります。

【実際、どんな人が平屋を建てているの?】

ひと昔前は、子どもが巣立ったご夫婦などが多かったと言われていますが、今は30~40代の子育て世代の方の需要が増えてきています。

地震などの災害の際、平屋のほうが揺れに強いという性能面の理由や、コロナ禍以降に在宅ワークが増えたことで、郊外にある程度の広さの土地を買って家を建てる人が増えたことも影響しているようです。

子どもが巣立って夫婦だけになったときの暮らしを想定し、ワンフロアで完結する平屋を考える人も多いですよ。

一方、二世帯住宅を考えている方は、プライバシーの確保などの理由から、二階建てを選ばれることが大半です。

【それぞれの特徴を知って生かせる家づくりをしよう】

今回は、平屋と二階建てとの違いついてご紹介しました。

平屋にも二階建てにも魅力があります。最初から「この土地は二階建てがベスト」「絶対に平屋がいい」と決めず、まずは幅広く情報に触れると良いですね。そのうえで、自分たちが望む暮らしができるのがどんな家なのかを考えましょう。

野村工務店では、平屋から二階建て、三階建てまで、さまざまな注文住宅の実績があります。ご家族のライフスタイルに合わせたプランがご提案できますので、まずはお気軽にご相談ください。


◎ご相談窓口…フリーダイヤル0120-62-5588(9:00~17:00)

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