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家づくりコラム~家づくり、暮らしのお役立ち情報~ Column

ツーバイフォー(2×4)工法で家を建てるメリットとデメリットは? 2022年 11月 26日

家づくりを考えている人は何となく「ツーバイフォー(2×4)工法」という言葉を聞いたことありませんか?でも、どんな工法なのか何がいいのかよくわからないという方が多いのではないでしょうか? ここでは、そのツーバイフォー(2×4※)(※以降、2×4工法 で記載)工法のメリット、デメリットとそれをささえるプレカット工場についてお伝えさせて頂きます。

ツーバイフォー工法とは?

ツーバイフォー工法(2×4工法)は木造枠組壁工法とも言い、枠状に組まれた材木に構造用合板を張り付けた壁や床(面材)で支える6面体の「枠組み」構造です。 2インチ×4インチの木材で作った構造用枠組材と構造用面材を一体化させたパネルで構成されていることから「2×4」と呼ばれています。なので2インチ×6インチの木材を使った「2×6」というのもあります。工法については2×4工法と一緒で単純に木材のサイズの違いになります。

木造軸組工法との違い

2×4工法とよく比較されるのが木造軸組工法です。木造軸組工法は在来工法とも呼ばれ、日本で昔から使われている工法です。基礎に土台を乗せ、木の柱、梁、筋交いで建物を組んで支えます。 面で建物を支えないため、間取りの自由度が高いのですが、建築技術が求められるため、職人さんの熟練度で仕上がりが左右される可能性があります。2×4工法の場合は、材料が工場でカットされ規格化されるので、職人の技術の影響を受けにくいのが特徴です。

2×4工法のメリットとは?

1.地震による倒壊を防ぐ【耐震性】

2×4工法は建物を床・壁・天井の六面で支えるため、地震の揺れを建物全体で受け止め、揺れにくいのが特長です。 過去の阪神淡路大震災、新潟中越地震、東日本大震災でも、2×4工法の家は他の木造家屋と比較して、半壊や倒壊を免れているという実績があります。耐震性の高さは、地震の多い日本では特に重要なメリットです。

2.台風や強風に強い【耐風性】

2×4工法は台風や強風にも強い工法です。もともとハリケーンが多いアメリカで生まれた工法であるため、外からの力に強く、強風対策をしっかりと行なっています。

3.火の燃え広がりを防止する【耐火性】

2×4工法は木を構造材にしていますが、耐火性にも優れています。 前述のように、大きな断面を持つ2×4工法の木材は、火災時にも表面のみが炭化して、内部まで火が届きにくくなります。さらに火災発生時に火の通り道となってしまう床や壁ですが、枠組材や内側の石こうボードが火を止める役割をし、空気の流れを遮断し帆の燃え広がりを防止します。(ファイヤーストップ構造) このファイヤーストップ構造は、「外部からの火で燃えない」「火災が起きても一定時間他の部屋に広がらない」「部屋から火が広がっても延焼を遅らせる」という3つの基準を満たしています。ですので、2×4工法の建物のほとんどが、ファイヤーストップ構造により「省令準耐火構造」を満たします。鉄筋コンクリート造と同等の耐火性能があると認められているので、火災保険料が一般木造より安くなります。

4.静かで快適な暮らしを作る【遮音性】

2×4工法は「面」を基本としていることから、隙間が大変少なく、気密性・防音性に優れています。 外壁面は石膏ボード、構造用面材、断熱材、外壁材など多重構造になってるので高い気密性により音が外に漏れにくく、さらに壁が音を吸収するため家の内外において音が伝わりにくく快適に暮らせます。  

5.工期が比較的短い

2×4工法は、工場で組んだパネルを現場で固定していきます。作業がシステム化され、効率的に進められるために、高い品質を維持しながら工期が比較的短くて済むというメリットがあります。
柱と梁を1本1本組んでいく木造軸組工法では手間がかかってしまい工期は2×4工法より長くなってしまいます。

2×4工法のデメリットは?

1.構造にコストがかかる

在来工法などの場合、構造は目に見えない部分のため、建築基準法の範囲内であれば、材料を変更するなどしてコストを削減できる場合があります。しかし、2×4工法は使用する構造材の規格が固定されてしまうため、構造面でコスト見直してコストを抑えることはできません。

2.自由度がやや低い

2×4工法は壁で建物を支えるため、間取りの自由度がやや低いといわれています。大きな面で建てる場合はコストカットや工期短縮などの多くのメリットを受けますが、複雑な形状を実現することは、規格化が難しく実現できない場合があります。

コストカットや自由度を叶える2×4工法を支える「プレカット工場」

2×4工法の木材をカットする工場が「プレカット工場」。野村工務店では自社工場があるため外務発注の必要がありません。

自社工場があれば、直輸入した大量の木材を自ら加工することで、ローコストで高品質な建築部材の供給が可能になります。

木材カット用と加工組み立て用の2つの最新機械を導入しており、これまで以上に、効率的なカット&組み立て作業が可能になったことと、加工精度を高めることで、より高品質な住まいづくりを可能にしています。

また、設計士と工場担当者がいつでも直接打ち合わせができるので、規格化するためのプレカット工場において、細部まで指示が行き届くことで自由度の高い家づくりを実現しています。 こちらの工場では2×4工法のための木材カットだけでなく、キッチンなどのメーカ設備に合わせた造作の棚なども作成しています。 メーカー製品と高さや幅などをぴったり合わせたオリジナルのカウンターなど、一邸ごとに違う造作を可能にしています。 安心で安全、そして自由度の高い家づくりにご興味がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。工場のご見学も賜ります。

◎ご相談窓口…フリーダイヤル0120-62-5588(9:00~17:00)

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